沿 革

飛躍的に増大する橋梁の高齢化に対応するため、健全性を把握し適切に補修補強を施して橋梁の延命化を図ることが重要です。より複雑化高度化する維持管理の現場状況を踏まえ、実用的な業務支援システムを構築、その運用・普及を進め、効率的で安定した維持管理を果たすことが必要であります。

旧延命化プロジェクト(2003-2013年、新都市社会技術融合創造研究会)では上記を果たすため各種の成果を取りまとめました。それらの成果のうち、特にソフト「橋の匠」について、普及と振興に努めてきました。しかし、「無関心による不使用」から「無理解による暴走的利活用」まで各種の使用状況が想定され、ユーザへの適切な「利活用のすすめ」を説く必要が生じています。また、ソフトの陳腐化回避、不具合事項の解消とともにソフトの維持更新・機能向上を図ることも重要と考えています。

そこで、2014年3月、これらを果たすため旧延命化プロジェクトの後継組織・受け皿として、旧メンバーおよび趣旨に賛同いただいた新規参集メンバーにより構成された活動団体「橋梁延命化シナリオ研究会」を立ち上げることとなりました。